お小遣いの範囲でも取引が出来る資産運用の方法として、現在、FXが注目されております。
ここでは、これからFXをはじめようとする方のためにFXの仕組みやFXの利用法について簡単に紹介します。
まず、FXの仕組みについて説明をします。FXとは日本語では外国為替証拠金取引と言います。FXとはFX業者(金融機関など)に証拠金と呼ばれる資金を預け、その証拠金を元手として為替取引をおこなうことをいいます。
従来の投資は、元手となる資金(資本)がある程度必要であったために一部の人だけが取引をおこない、多くの方には敷居が高いものとなっておりました。
そこに新たな金融商品としてFXが登場し、インターネットを活用する事で手軽にはじめることが出来るようになりました。
現在ではインターネットを活用し、FX会社に口座開設をおこなえば誰でも簡単に取引ができるようになりました。
どのような仕組といいますと、基本的に通貨を売買し、その利鞘で利益を捻出するというものです。
ある通貨を買い、その通貨の価値が上がった際に売却し、その差分で利益を得るビジネスです。
近年ではFX会社が多くなり、競争が生まれ、FXは少ない資金でも取引に参加することが出来るようになり、次第に人気が集まりました。
FXは少ない資金でもはじめられる!
どうしてFXが少ない資金でも取引が出来るか、どのような仕組みになっているかを説明をします。
通常、金融取引において、金融商品を買うための資金が必要となります。
例えば、証券取引において、1万円分の株を購入し、それが1万1千円となったタイミングで売ったとすると千円の利益となります。この時、1万円が無ければ株を購入することが出来ません。
それに対し、FXでは差額の千円に注目します。
証拠金として例えば、1万円預けたとすると、この例では証拠金が千円増えることになります。逆に9千円になってしまった場合は証拠金から千円引かれます。これが少ない資金でも取引をはじめることが出来る仕組みです。
ただ、この仕組みは少ない資金で大きな金額の取引に参加出来ることが大きな魅力ですが、見方を変えると損失が発生した場合に一気に証拠金がなくなってしまう可能性もあります。場合によっては証拠金以上の損失が発生したために、破産した人もいます。
FXにはそのようなリスクがあったために、問題視された部分も多く、投資家を守るために様々な制限が設けられております。
現在、そのような経緯もあり、リスクを抑えるために「マージンコール」や「ロスカット」がある業者が沢山あります。また良くも悪くも、以前ほどギャンブル性は少なくなったために、気軽に楽しむことができるようになりました。
ただ、投資である以上はリスクが無いわけではない、という点では資産運用としては難しいところではあります。
FXで為替変動以外の利益
FXの利用方法としては、先ほど説明したような為替変動により利益を挙げる方法以外にも、金利を利用して利益を上げる方法もあります。
通貨の取引の際には、その国に応じて法定利率が決められております。
FX取引をおこなう際には、金利の低い国の通貨を売り、金利の高い国の通貨を買った場合、毎日その二つの国の利率の差の分だけ利子で儲けることができます。これを「スワップポイント」と呼びます。
一日あたりの利益はほんのわずかに過ぎませんが、日本は超低金利であるために銀行に預けているよりも利子が大きい点がメリットです。ただし、この際は為替変動も考慮する必要があります。その場合、利子がついても為替変動によって合計すると損をしてしまうこともあります。