FXでのトレンドとは、ずばり為替相場の方向性のことをいいます。
たとえば最近の為替市場の値動きとして上昇しようとしているのか下落しようとしているのかはチャートを5分足、1時間足、日足などで確認してみれば上昇相場なのか下降相場なのかは把握することができます。
一番簡単なFXチャートでのトレンドの分析法は「トレンドライン」を引いてみるということです。
トレンドラインとはFXチャート上で分足、時間足のチャートの下値を3点以上結んでみた線のことで、上方向に上がっていれば上昇のトレンドが出ていることになりますし、逆に高値を結んで下方向に動いているのであれば下降トレンドにあることがわかるわけです。
もちろんトレンドの分析には様々な手法がありますが、個人投資家が簡単に行えるのがこのトレンドラインを引いてみてのチャートの確認ということになります。
こんなFXチャート上で線を引いただけの単純なことでわかるのかと思われる方も多いと思いますが、これがすべてのトレンドラインの基本となっているのは事実であり、どれだけ複雑なテクニカル分析をおこなっている人もこのラインを意識した取引をしているのが厳然たる事実です。
このトレンドラインは上昇トレンドラインが終わり下抜けしてしまったらそれでおしまいということではなく、使い終わったはずのトレンドラインがあとで上値を抑えるようにして高値をサポートする働きをすることにも使われることがあるのです。
トレンドの種類
FXでのトレンドとしては上昇、下降と中立的なレンジ相場が大きなトレンドの種類としてあげることができます。
為替相場でのトレンドは大きく上昇、下降、中立の3種類があります。
チャートを見たとき、日足などで大きなトレンドが出ていて上昇しているときにはとにかく下がったら買っておけば必ず儲けが出せるといったことになります。
このトレンドの見極めがFXで取引をするうえで大変重要になります。
トレンドの分析法
2013年の年明けから5月の中旬までのUSドル/円がまさにこの傾向で、大きなトレンドラインがでていて、一貫して上昇相場になったことは記憶に新しいものとなっています。
このようにはっきりとしたトレンドが出ているときには為替相場でポジションを作りやすい状況ですから積極的にFXでの取り引きをするタイミングが到来しているということが分かります。
一方で明確なトレンドが出ていない時期では、為替相場はレンジ取引となり一定の幅であがったり下がったりしていますから、その上下のポイントを確認しておけば何度も売買取引して利益をあげることが可能になるのです。
このようにFXにとってトレンドを見つけるということは最大にして最高の仕事ということがわかります。
多くのFXトレーダーがこのトレンドを見つけるために大変な努力をしているといっても過言ではないのです。
まずFX取引で利益を出していくためにはこうしたトレンドを見つけ出すことができるようになることが肝要ということです。
FX取引において、大きな利益を出すためにはFXチャートと真剣に向き合うことが大切なのです。