通貨とは世界中の国家単位で価値を保証された決済する為の価値交換媒体で、流通貨幣の略称です。それゆえ通貨の種類は国の数だけあります。
一般的にFXにおいて皆さまが利用される頻度の高い通貨には「米ドル」「ユーロ」「英ポンド」、当然「円」を含め、4つの通貨が有名ですが、その他にも、「スイスフラン」「カナダドル」「豪ドル」「NZドル」など様々あります。FXでは基本的に世界中のすべて通貨で取引が可能です。皆さまの今まで聞いたことがない通貨もFXの対象となります。
FXと通貨の種類
昨今は金融ブームでプロフェッショナルな投資家だけではなく、一般家庭の奥さんでも金融取引をやることが一般的になっていますが、その金融商品の中にFXというものがあります。
FXとは複数の通貨を並列的に持ち、金利差などを使って儲けるもので通貨を使った投資です。そして通貨を使った投資なので基準になるのはそれぞれの国の通貨です。
FX会社によって取引が出来る通貨の種類に違いがあるようですが、一般的にはアメリカドル、EU、イギリスポンド、それからヨーロッパ諸国と資源のある国が選ばれることが多いです。
その他様々な通貨が存在しますが、世界中で取引されている通貨は基本的に限られてきます。
FXは外国通貨を売買するビジネスですので、それぞれの国の特徴(通貨の特徴)が出ます。
例えば金利が高い国と低い国、他では通貨が強い国と弱い国で違いがあってその中で利益をどう上げるのか考える事が中心になります。
他の投資の場合、特定の産業がどうなるかという非常に分かりやすいものになるのですが、FXの場合はその国の経済社会政治を総合的に判断しなければいけないので一般的に難しいと投資だといわれています。
FXと通貨の関係はその通貨を発行している国の性質によって大きく変わり、例えば資源国だったり金利が高めの国だったりすると、その国の通貨が他国の通貨に対してどのような動きをし易いか大体分かるので、様々な要因を元に経済状況を読みつつ投資をおこないます。
FX投資は国家間の力学が通貨の変動として現れる事を利用して利益を上げるものですが、それぞれの国の通貨には特徴がありFXをやっている方はその性質を熟知していて、国際社会で起きた問題がこの国の通貨の場合はこうなるだろう、あっちの国ならああなるのではないかと想像しそのビジョンで利益を上げています。
通貨の相対的な価値を読み解く
FXにおける通貨は多種多様な側面があり、通貨は国家と国家がぶつかった時(例えば経済戦争など)にどのようなことが起きるかという現象なので、大きな国と小さな国がぶつかった場合、大きな国の通貨はあまり変化がなくとも、小さな国の通貨は大きく変動しそれが投資家のうまみになる場合もあります。
FXを主事業に行っているファンドなどは世界中の経済情報を収集して、そのような場合に備えており、一瞬の判断で投資をおこないます。それにより莫大な利益を生む場合があります。
FXは通貨を利用して儲けるビジネスですが、投資というものはその行為を通じて経済の流れを感じる事に本質があるので、FXをやりますと国家と国家のぶつかり合いである通貨の流れが分かって、国際的な国家間の関係がどうなっているのかが見えてきます。それが他の株式など、一般的な証券取引との違いです。
一産業一企業の小さな経済を読むのではなく、もっと大きな国際経済の流れを感じることが出来ます。
FXは通貨を通して国際的な経済の流れを読むもので、使っているものは通貨という日常的なものですが、その向こうにもっと大きな物を見ているものです。ですのでFX投資は利益を追求するお金儲けという一面がありますが、通貨を通して国際的な経済の流れを知ることが出来る非常に便利なものです。
一般的にFXは難しいといわれていますが今の時代の複雑な経済を学べる非常にいい投資だと思います。