FXをはじめる際に必ず必要になるのがFXの口座開設です。
FX用取引口座選びにはコツがあります。
FX口座を選ぶ際の注意点を理解してコツを掴むことは、FXにおいての同じスタートでもかなりの差がつくほど大切なことです。
ここではFX初心者がFX取引用口座を選ぶ際のポイントについて説明をしていきます。
はじめにFXに限ったことではありませんが、どんな業界でも信頼できる業者もあれば怪しい業者もあります。ある分野で長年運営している会社であれば、ある程度の信用は出来ますが、設立してから日が浅いFX会社などは経営がうまくいかずにつぶれてしまうことも多いです。
FXは口座を開設し、資金をFX業者に預けることになりますが、そうした場合に預けた資金が無事であるかは重要になります。
信託保全をチェック!
現在、東証一部に上場している大手企業が経営破綻してしまうことも珍しいことではないですし、FX業者を選ぶ際には、そのFX会社が「信託保全」を導入しているかどうかをまずはチェックすべきです。
FX業者が信託保全を導入している場合、そのFX会社の資金と利用者の資産は別々に管理されます。
また、常に信託状況が監視されているために、万が一、FX会社が破綻した場合でも預けたお金は安全に確保されているのです。
もし、そのFX業者が信託保全を導入していない場合、何らかの原因でそのFX会社が破綻した際に、あなたの預けたお金も消えてしまう可能性があります。これは実際のFX運用以前の問題ですが、とても大切なことなのでしっかりとチェックしてください。
約定力をチェック!
もう1つ注意しなければいけないことがFX業者の「約定力」です。
スプレッドや最低取引通貨単位、取引可能な通貨ペア数などは、大抵どのFX業者でも、ご自身で少しインターネットなどで調べれば分かることなのですが、この約定力はあまりチェックされていませんし、FX初心者の方がチェックしにくい項目なのです。
約定力とは、FXで取引の注文をおこなった際の取引が成立しやすいかどうかを表しています。
FX初心者の方がはじめて取引をおこなおうとする場合、あるポジションで注文をしたらその注文はすぐに成立すると思っているかもしれませんが、実はそうではないのです。
特にFX取引をおこなっている最中、為替変動の動きが激しい場合、ご自身では決済しているつもりでも、実際は約定していないため、想定していた状態での取引と大きく離れてしまい損をしてしまうこともあります。運が良ければ逆に得をすることもありますが、こちらが意図した注文通りに通貨売買の取引が成立しないのは、時には致命的な結果となってしまいます。
約定力が高いFX業者は、運用システムが安定しているという証拠でもあり、安心して取引をすることが出来ます。
ただ、残念ながら約定力が100%であるというFX業者はありません。
それゆえ、少しでも安心できるように、口座選びの際にはなるべく約定力が高いFX会社を選んでください。
FX口座選びにはさらに確認すべきポイントがあります
前出のスプレッドに関しては、スプレッド幅が狭いほど取引の際にかかる手数料が少なく、利用者にとってみては余計なコストが少なくて済むので、スプレッドが狭いFX業者の方がいいです。
ただし最近FX業者間でスプレッドを少しでも狭くしようとしている傾向があり、当然スプレッド幅をチェックをした方が良いですが、以前ほどスプレッド幅は重要な項目ではなくなっております。
FX口座を選ぶ際、他にもチェックした方が良い項目はありますので、ご自身でもきちんと調べてFX口座開設をおこなってください。